2014年(SBS)20話
演出:パク・シヌ
脚本:ユン・ジリョン
主な登場人物・キャスト
イ・サンユン | パク・ドンジュ(ディラン) | 救急外科医 |
ク・ヘソン | ユン・スワン | 救急隊員 |
キム・ジソク | カン・ジウン | セヨン病院神経外科医 |
コン・ヒョンジン | キ・ウンチャン | セヨン消防署救助隊員 |
スンリ | テディ・ソ | セヨン消防署救助隊員 |
ヒョン・ジュニ | チャ・ミンス | スワンの親友で刑事 |
カン・ハヌル | ドンジュの少年時代 | |
ナム・ジヒョン | スワンの少女時代 |
あらすじ
救急隊員だった父が殉職し、母と妹と暮らすパク・ドンジュ(カン・ハヌル)と、事故で母を亡くし視力を失った少女ユン・スワン(ナム・ジヒョン)が出会い、恋に落ちる。事故以来心を閉ざしていたスワンだったが、心あたたかいドンジュの家族によって、だんだんと心を開いていく。そんなある日、ドンジュの母がひき逃げ事故によって亡くなってしまう。もしものことがあったら角膜をスワンにという母の希望によりスワンは角膜移植手術を受ける。スワンにその事実を伏せたままドンジュはスワンが手術を終える前に妹の手術のため、アメリカに渡ってしまい、連絡が途絶えてしまう。
12年の時が流れる。ドンジュの母の担当医だったスワンの父は、アメリカでドンジュの面倒を見、ドンジュはスワンの父を自分の父のように慕うようになっていた。ドンジュ(イ・サンユン)はディランという名前で外科医となって帰国。視力を取り戻して救急隊員となったスワン(ク・ヘソン)と再会する。ドンジュの消息が途絶えて傷ついたスワンだったが、そんな彼女を支えてくれたのが、医師のカン・ジウン(キム・ジソク)という新しい恋人。ジウンの存在を知り、自分がドンジュだということを隠し、アメリカに帰ろうとしたディランだったが、ディランがドンジュだと気づいたスワン。そしてドンジュとスワンは仲を取り戻す。しかし、二人の愛の行く手には、12年前のドンジュの母の死に隠された秘密が立ちふさがる。
感想
子ども時代のドンジュとスワンのストーリー、ドンジュの家族が素敵で心温まりました。
12年後、ドンジュを演じるのがカン・ハヌルからイ・サンユンになるわけですが、しばらくどうも違和感がありました。キム・ジソク贔屓の私は、最初のうちイ・サンユンとキム・ジソクがキャストチェンジしてキム・ジソクがドンジュを演じたほうがぴったりくるのでは?という思いをぬぐえなかったです。でも、回が進むにつれ、だんだんとなじんできて、キム・ジソクも、単なるふられ役で終わるのではなく、重要な役どころで、苦悩する演技が見れて良かったです。
後半、メインの登場人物みんなが苦悩するので辛かったです。終盤のほうで、「もしもひき逃げ事故が無かったら皆が幸せになれただろう」という架空の映像が入るのですが、それを見ているうちに、私の涙腺が壊れ始めました。人生、何も苦悩がなくスムーズに事が運べばどんなに幸せだろうと人は思いがちですが、苦悩してこそ人として成長し、真の幸せに気づくんだ、という、個人的に今自分の心にあることとシンクロしたせいかもしれません。そして、民宿のおじさんの言葉。本当に失ってから悔やんでも遅い、愛してるから別れるなんてそんなのは偽物の別れだと。もう涙が止まりません。苦悩して苦悩したからこそ出会えた、民宿のおじさんの言葉。その言葉に気づかされたスワン。サスペンス要素を含むラブストーリーに、最後の2話でもっと深いところまで掘り下げたかったのかなと思いました。ちょっと中途半端な感じもありましたが…。
重いストーリーの中、癒し役を演じてくれるのが、Bigbangのスンリ。ユニークなキャラを上手に演じてくれてました。
ほほえみ度 | ★ |
ウルウル度 | ★★ |
トキメキ度 | ★★ |
ハラハラ度 | ★ |
感動度 | ★★ |