2020年(tvN)16話
脚本:チョ・ヨン
演出:パク・シヌ
原題:사이코지만 괜찮아(サイコジマン ケンチャナ)
Netflixオリジナル
主な登場人物・キャスト
俳優名 | 役名 | 役柄 |
キム・スヒョン | ムン・ガンテ | 精神病院保護司 |
ソ・イェジ | コ・ムニョン | 童話作家 |
オ・ジョンセ | ムン・サンテ | ガンテの兄、自閉症 |
カン・ギドゥン | チョ・ジェス | ガンテの友人 |
パク・ギュヨン | ナム・ジュリ | 精神病院看護師 |
キム・ミギョン | カン・スンドク | ジュリの母、精神病院料理長 |
キム・チャンワン | オ・ジワン | 精神病院院長 |
チャン・ヨンナム | パク・ヘンジャ | 精神病院看護師長 |
キム・ジュホン | イ・サンイン | 児童文学出版社代表 |
クァク・ドンヨン | クォン・ギド | 国会議員の息子 |
序盤のあらすじ
精神病院の保護士をするムン・ガンテ(キム・スヒョン)は、子どもの頃に母親が何者かに殺されて亡くなってから、自閉症スペクトラム障害を持つ兄サンテ(オ・ジョンセ)と二人で暮らしてきた。
ガンテは温厚で優しい性格だが、幼い頃、母親が障害を持つ兄にばかり愛情を注ぎ、寂しさを感じて生きてきた。母親が亡くなってからは、自分は兄を助けるためだけに生きなければいけないと自分に言い聞かせ、自分の本心は隠して生きていた。
一方、童話作家のコ・ムニョン(ソ・イェジ)は、お城のような家に住み、いつもお姫様のような優雅なドレスと髪型を楽しみ、自分の欲しいものは必ず手に入れないと気が済まない性格。自由気ままに生きていたが、子供の頃に両親から受けた傷を抱えながら生きていた。
ムニョンがガンテが勤務する病院に童話の読み聞かせに訪れることになり、ガンテ、サンテ兄弟とムニョンが出会い、物語が動き始める。
予告編
感想
精神病院と童話の世界を舞台にした、一風変わったロマンティックコメディー。最初のほうは何故かなかなか視聴が進まなかったのですが、完走した今、とても良いドラマだった~という感想です。
ガンテ、サンテ兄弟とムニョン、それぞれ欠如した部分がある3人が出会い、お互いに支え合い、影響を受け合うことで、3人が成長していき、幸せになっていきます。
最初は悪女だったムニョンがだんだんと可愛くなっていき、最初はガチガチだったガンテがだんだんと柔らかくなっていき、兄のサンテは、障害を持ちながらも人の心を思いやり、自立心が芽生えるまでなります。
ガンテの友人ジェス、看護師のジュリ、ジュリのお母さん、病院の院長… 周囲の人達が皆温かくて素敵です。
ドラマの中に出てくるオリジナルの童話にもメッセージが込められていますが、ドラマ全体に心に響くメッセージがたくさん散りばめられています。
終盤では思いがけないビックリな展開もあります。笑えて、ほろっとさせられ、心温まり、愛が溢れるドラマでした。
ほほえみ度 | ★★ |
ウルウル度 | ★ |
トキメキ度 | ★★ |
ハラハラ度 | ★ |
感動度 | ★★ |
コメント
コメントありがとうございます
サンテが障害を持ちながらも心の成長を果たして大人になり、ガンテの心を癒してくれるラストは感動的でしたね。
素敵なドラマでした。愛を知らないコ・ムニョンと愛を信じないムン・ガンテ、蝶を怖がる自閉症スペクトラム症のムン・サンテがお互いを労り、尊重し、心の欠けたピースを補っていく。
童話になぞらえて進んでいくストーリーもとても良かったです。
コ・ムニョン(ソ・イェジ)の美しさと愛を知っていくと表情と服装が変わっていって表現していくのが
素敵でした。
落ち着いた声の響きも役にとてもあっていました。
やきもちを焼くコ・ムニョンやムン・サンテとの絡みが好きなシーンでした。
ラストに近づくにつれいろいろな伏せん回収がすごかったです。
ラストは、涙なくしては終わりません。
大人になったムン・サンテの言葉がムン・ガンテの心を癒していったのがよかったです。