2018年(KBS)16話
脚本:イ・デイル
演出:イ・ジョンヒョ
韓国タイトル:라이프 온 마스(ライフ オン マース)
主な登場人物・キャスト
俳優名 | 役名 | 役柄 |
チョン・ギョンホ | ハン・テジュ | [2018年]科学捜査隊のチーム長 [1988年]仁娍市西部警察署班長 |
パク・ソンウン | カン・ドンチョル | [1988年]仁娍市西部警察署強力班係長 |
コ・アソン | ユン・ナヨン | [1988年]仁娍市西部警察署巡査 |
オ・デファン | イ・ヨンギ | [1988年]仁娍市西部警察署強力班警査 |
ノ・ジョンヒョン | チョ・ナムシク | [1988年]仁娍市西部警察署強力班警長 |
チョン・ヘビン | チョン・ソヒョン | [2018年]テジュの元婚約者、検事 |
中盤までのあらすじ
イギリスの人気ドラマ「時空刑事1973 ライフ・オン・マーズ」のリメイク版。
2018年。科学捜査隊のチーム長ハン・テジュ(チョン・ギョンホ)は、元婚約者で検事のソヒョン(チョン・ヘビン)に若い女性を狙った連続殺人事件の捜査を依頼される。テジュは殺人犯を追い詰めた時に何者かに銃で頭を撃たれたうえ、車に轢かれて意識を失ってしまう。
テジュが目を覚ますと、なんとそこは、テジュが幼い頃に住んでいた30年前の1988年の仁城(インソン)市だった。テジュは夢なのか現実なのか、わけもわからず混乱したまま、仁城市西部警察署の班長として赴任することになる。
こうしてドンチョル(パク・ソンウン)率いる仁城市西部警察署の刑事たちと共に事件の捜査にあたることになったテジュ。捜査方法が現代と違うため、ぶつかり合ったりしながらも、次第に警察署の仲間と慣れ親しんでいく。
テジュは幼い頃の記憶を失っていた。事件を追ううちに、幼い頃慕っていた父親と出会い、父親の死の真相を知ることになる。そして、1988年で事件を追ううちに、現代で追っていた連続殺人事件との繋がりが浮かび上がってくる。
感想
面白かったです!!刑事ものでタイムスリップして事件を捜査…、なんか似たようなドラマがあったなと思ったら、「トンネル」でした。「トンネル」は30年前の刑事が現代に…というストーリーでしたから、逆バージョンというわけですね。
このドラマを見ていて、わぁ~!と思ったのは、テジュが目覚めた時の80年代の景色です。細かなところまで再現されていて、力入ってると思いました。それと、テジュの妄想なのか何なのか、ときどきテレビ画面の中の人がテジュに話しかけてくるんですが、それが実際1988年に放送されていた人気刑事ドラマ「捜査班長」の映像なんですね。芸が細かいですね。日本人は知ってる人じゃなきゃわからないところですが、韓国の方は、そのような再現シーンも楽しめたんじゃないでしょうか。
ドンチョル(パク・ソンウン)をはじめとする1988年の警察署チーム4人が個性的に生き生きと描かれています。チームの関係性が情に満ちていて温かく描かれています。現代の警察署チームはもっとクールなんじゃないでしょうか。原理原則主義者のテジュも1988年に生きるうちにだんだんとそのチームの温かさに染まっていきます。
演出は、大ヒット作の「愛の不時着」のイ・ジョンヒョ監督です。何か通じるものがあるような気がしました。
女性巡査を演じるコ・アソンならではの独特の雰囲気も良かったです。ドンチョル(パク・ソンウン)の奥さん役で現実の奥様(シン・ウンジョン)がカメオ出演していました。
最後の2話は怒涛の展開となり、衝撃的なラストを迎えます。
ほほえみ度 | ★★ |
ウルウル度 | ★ |
トキメキ度 | |
ハラハラ度 | ★★★ |
感動度 | ★★ |