2022年(JTBC)16話
演出:キム・ソクユン
脚本:パク・ヘヨン
原題:나의 해방일지(ナエ ヘバンイルジ)
Netflix独占配信
Netflix視聴ページ:https://www.netflix.com/jp/title/81568411
主な登場人物・キャスト
俳優名 | 役名 | 役柄 |
キム・ジウォン | ヨム・ミジョン | カード会社勤務 |
イ・ミンギ | ヨム・チャンヒ | ミジョンの兄、コンビニ管理会社勤務 |
イエル | ヨム・ギジョン | ミジョンの姉、調査会社勤務 |
ソン・ソック | ク・ジャギョン | ヨム家の離れの賃借人 |
イ・ギウ | チョ・テフン | ミジョンの職場の課長 |
チョン・スヨン | チョ・ギョソン | テフンの姉、ギジョンの同級生 |
中盤までのあらすじ
ソウルから電車で1時間半の京畿道に住む、チャンヒ(イ・ミンギ)ギジョン(イエル)ミジョン(キム・ジウォン)の3兄妹は、毎日長い時間をかけてソウルの会社に通勤している。
長男のチャンヒは、欲望を持たずに生きることを信念としており、文句も多いが、言うべきことは言う、現実的なタイプの人間だ。
長女のギジョンは、ソウルへの出勤時間に青春を全部費やしてしまったと言い、最後に一度だけ、誰でもいいから恋愛をしたいと決心する。
次女のミジョンは、内向的だが、芯が強く、自分の役割をきちんと果たす人物だ。いつも何かを我慢して黙々と生きてきた彼女は、退屈な人生から解放されたいと思っている。
そんな3兄妹の家の離れに住む正体不明な男性ク氏(ソン・ソック)は、昼は3兄妹の父の下で汗を流して働いているが、夜は毎日お酒を飲んで酔っている。
ミジョンが抱える借金返済の督促状が家族に見つからないようク氏の住所に届くようにしたことから、ミジョンとク氏は近づき、ある日、ミジョンはク氏のところに行って「私を崇めて」と言う。
ミジョンの勤める会社では、社内同好会に所属することを勧められるが、所属したい同好会が無い社内3人が集まって「解放クラブ」を結成することになる。
予告編
感想
ハマる人はハマるドラマだと思います。韓ドラ部人気投票でも上位の「マイ・ディア・ミスター」の脚本家パク・ヘヨンの脚本ですから、人生を深く掘り下げた作品だと思います。
正直言って、私には見るのがちょっとしんどい感じがありました。ストーリーは難解ではないのですが、脚本家が伝えたいメッセージが、私にはスーッと入ってくる感じでは無く、メッセージを読み取るという意味では私にはちょっと難解なドラマでした。共感できる部分ももちろんあったんですが、私自身能天気に生きているせいでしょうか、閉塞感というものを感じたことがあまりなく「解放されたい」という切実な思いを体験したことがないからかもしれません。刺さる人には刺さるんでしょうね。
イ・ミンギ、良かったです!ヤンチャな役、寡黙な役、いろんな演技を見てきましたが、今作ではまた新たなイ・ミンギが見れました。
イエルも、これまで特殊な役どころが多かったように思いますが、今作では普通の30代後半の女性を演じていて、それも感情をストレートに出す女性を可愛く演じていて、意外な面を見た感じで新鮮でもありました。
キム・ジウォンも、今作ではこれまでにない雰囲気の女性を演じていて、とても良かったです。作品ごとに新たな魅力を見せてくれます。
3兄妹それぞれに良かったですが、今作で最も強い印象を残したのはソン・ソックでしょう。前半はミステリアスな男性として登場し、後半はドラマの重要なポジションとなり、魅力的に演じています。
ほほえみ度 | ★ |
ウルウル度 | ★ |
トキメキ度 | ★ |
ハラハラ度 | ★★ |
共感度 | ★★★ |