2019-2020年(JTBC)16話
脚本:イ・ギョンヒ
演出:イ・ヒョンミン
原題:초콜릿(チョコリス)
Netflixオリジナル
主な登場人物・キャスト
ハ・ジウォン | ムン・チャヨン | シェフ |
ユン・ゲサン | イ・ガン | ゴソン病院の脳神経外科医 |
チャン・スンジョ | イ・ジュン | ゴソン病院の脳神経外科医 イ・ガンの従兄 |
ユ・テオ | クォン・ミンソン | 弁護士、イ・ガンの友人、 チャヨンの元カレ |
ミン・ジヌン | ムン・テヒョン | チャヨンの弟 |
中盤までのあらすじ
1992年の春。韓国のワンドという島で、少年イ・ガンは母スヒが営む食堂の手伝いをしていた。ある日、食堂を訪れた少女チャヨンに心を込めた食事をごちそうする。少女はあまりに美味しくて泣いてしまう。翌日再会することを約束するが、少女チャヨンは約束を果たせないままソウルに帰ることになる。
その後、ゴソン病院の理事長の孫であるガンは母と共にソウルの理事長の家で暮らすことになる。一年後、ワンドを訪れたチャヨンは食堂に行ってみるが、ガンはソウルに引っ越した後で会えずじまいになる。
時は流れ、ガン(ユン・ゲサン)は、ゴソン病院の脳神経外科医となっていた。ガンの父の兄夫婦の息子であるイ・ジュン(チャン・スンジョ)もゴソン病院の脳神経外科医となっており、二人は幼い頃から競争させられ、医師になってもいつも対立する間柄だった。
チャヨン(ハ・ジウォン)は、盲腸で入院したゴソン病院で、医師のガン(ユン・ゲサン)に出会う。名前を憶えていたチャヨンは、彼が子供のころの初恋の少年であることに気づき、ひっそりと片想いを始める。
その後、クォン・ミンソン(ユ・テオ)に惚れられて付き合い始めたチャヨンは、ミンソンに親友を紹介される。その親友とは、なんとガン(ユン・ゲサン)だった。ガンへの恋心を抑えることができないチャヨンは、想いを断ち切るため、ミンソンと別れてギリシャに旅立ち、ギリシャでシェフの勉強に熱中する。
チャヨンが去った後、ミンソンは余命いくばくもない病気になり、最後にチャヨンが作った料理を食べたいと言う。チャヨンの想いを知らないガンは、ミンソンを捨てたチャヨンに怒りを覚えながら、ギリシャのチャヨンを訪ねる。
ソウルに戻ったチャヨンは、ミンソンが食べたいと言っていた料理を作って病室に届けるが、その料理を食べた後、ミンソンは亡くなってしまう。その後、チャヨンは、偶然の経緯で、ゴソン病院が経営するホスピスの食事作りの仕事に就く。
ガンは、事故で大怪我をして従兄により手術を受けるが、右手が思うように動かなくなり、神経外科医としてやっていくのは無理と判断され、チャヨンが勤めるホスピスに異動してくる。もう会うことはないと思っていた二人だったが、ホスピスで一緒に仕事をすることになる。
予告編
感想
Netflixで見終わりました。またまた良質なドラマが誕生!
全く前情報無しに見始めたこのドラマでしたが、記事を書くために調べて、脚本と演出が、私の大大大好きなドラマ「サンドゥ、学校へ行こう!」「ごめん、愛してる」の脚本家さんと演出家さんのタッグ作品であることを知りました💦15年ぶりのタッグだったんですね~。
幼い時に出会い、成長してから再会。二人は避けようとしても運命に導かれるように出会ってしまいます。その運命は、この二人が共通して抱えている幼い頃の暗い出来事に纏わっています。少年はその出来事からチョコレートを食べることができなくなり、少女はその出来事からチョコレートで元気が出るようになって…。見終わってから、この「チョコレート」というタイトルの意味がじわじわ来ます。
このドラマの見どころの一つは、数々の美味しそうなお料理です。人に想いを伝えたり人の心を動かすツールとして料理が使われています。ただお料理が登場するだけでなく、料理する過程が映されているので、これは作ってみたい!と思うお料理もいくつかありました。
二人のロマンスの過程がドラマの軸とはなってますが、ドラマの大きなテーマは、中盤からの、ホスピスで生きる人々の最後の時の生き方だったかと思います。そのエピソードの一つ一つ、涙無くしては見れませんでした。ホスピスに携わる人達が自分の人生を考え直し、心を改めていこうとしている様子も描かれています。
全体的に静かでゆったりとしたトーンで、感動がじわじわとくるドラマです。
ラストは、ぽーんと何年か飛ぶというイ・ギョンヒ脚本によくあるパターン😊
ハ・ジウォン、ユン・ゲサンの演技もとても良かったです。
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