2013年(MBC)16話
演出:ソン・ヒョンソク/チェ・ジョンギュ
脚本:ソ・ヒョンギョン
主な登場人物・キャスト
イ・ジュンギ | チャン・テサン | チンピラあがりの質屋の雇われ店主 |
パク・ハソン | ソ・イネ | テサンの元恋人、白血病の子の母 |
キム・ソヨン | パク・チェギョン | 男勝りの検事 |
リュ・スヨン | イム・スンウ | 強力班の刑事でイネの婚約者 |
序盤のあらすじ
質屋の雇われ店主、テサン(イ・ジュンギ)のもとに、かつての恋人イネ(パク・ハソン)が訪ねてくる。8年前、テサンとの間に生まれた娘が白血病を患っているのでドナー検査をしてほしいと言われ、初めて自分に子供がいることを知ったテサン。血液検査の帰りに娘のスジンと出会い、戸惑いながらもいとおしいと感じる。検査の結果、骨髄が一致し、2週間後の骨髄移植手術が決まる。
悪徳事業家のイルソク(チョ・ミンギ)が愛人のミスクを殺害し、テサンはその濡れ衣を着せられる。警察に逮捕されたテサンは交通事故に乗じて逃走。刑事のスンウ(リュ・スヨン)、検事のチェギョン(キム・ソヨン)、そして謎の殺し屋がテサンを追う。娘の命を救うために、2週間後に無事に手術をしなければならないテサンの必死の逃亡が始まる。
感想
毎話毎話、手に汗握る緊迫感をもって視聴しました。毎話のラストに手術の日までの2週間のカウントダウンがされていきます。どうか無事に逃げ切って手術を成功させてくれと願わずにはいられません。
親の愛も知らず、これまで虚しい人生を送ってきたテサンが、思いがけず自分の娘に出会い、生きる目標を見出し、人間性を取り戻していきます。娘の命を救うためには何が何でも生き延びなくてはいけない。必死の逃亡劇が展開されます。守らなければならないものができた時、人はこんなにも強くなれるのですね。
イ・ジュンギ、本当に素晴らしい役者だと再確認しました!娘を見守る父親の愛に満ちた眼差し、体を張ってのアクションシーン、逃亡のためのさまざまな変装姿、どれも見事に演じてくれています。
悪役を含めてイ・ジュンギを囲む共演者の面々もそれぞれに味のある演技を見せてくれています。幼い娘スジンちゃんのびっくりするほど上手な演技も、このドラマに大きなポイントを与えています。
最終話は、テサン、イネ、そして刑事さんのそれぞれの心情が語られていて、それぞれの思いに胸を打たれます。最後に悪者がちゃんと裁かれているのも良かったです。
逃亡劇としても素晴らしいですが、それだけではなく、愛についても丁寧に描かれていて、見事な脚本だと思いました。脚本は、華麗なる遺産、私の期限は49日などを書かれたソ・ヒョンギョンさんだったんですね。なるほどです。
ほほえみ度 | |
ウルウル度 | |
トキメキ度 | |
ハラハラ度 | |
感動度 |