君は私の春

2021年(tvN)16話
脚本：イ・ミナ
演出：チョン・ジヒョン
原題：너는 나의 봄（ノヌン ナエ ポム）＝君は私の春
Netflixオリジナル

主な登場人物・キャスト

中盤までのあらすじ

ホテルのコンシェルジュをするカン・ダジョン（ソ・ヒョンジン）は、7歳の頃、母親が父親から暴力を振るわれ、母と弟と一緒に家を出たという悲しい記憶を心に抱きながらも明るく強く生きていた。

ダジョンは、ソウルの新しく建設された99ビルの4階に引っ越すことになる。1階にはダジョンの友人がカフェを開いている。3階には精神科医チュ・ヨンド（キム・ドンウク）がクリニックを開き、2階にはヨンドの友人が動物病院を開く。新しい住人たちはビルの屋上で食事会をして交流を持つ。

精神科医のヨンドは、ダジョンの部屋の内装などから彼女の性格や隠された心理を分析し、彼女の気持ちを刺激する。そこに、チェ・ジュン（ユン・パク）が現れる。ジュンはホテルで働くダジョンに一目ぼれして彼女に猛アタックをかけているのだった。真っ直ぐなジュンの気持ちに心揺れるダジョンだったが、過去の恋愛の失敗からなかなか恋愛に踏み切れないでいた。

そんな時、ジュンがヨンドのクリニックを訪れ、ジュンの話を聞いたヨンドはジュンを「ソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)」と診断する。ジュンの本性を知り、危険を感じたヨンドは、99ビル建設中にビル内で起こった殺人事件を調べ始め、ダジョンに、ジュンに会わないようにと注意した。

ダジョンの元に「長い間探していた」というメッセージが書かれたダジョンの子どもの頃の写真が添えられたオルゴールが送られてくる。そして、ジュンは2件の殺人事件を自白する遺書を残して、ビルから飛び降り自殺をしてしまう。ジュンが殺人犯ではないかと疑っていたヨンドだったが、遺書を見て、これまで見てきたジュンの姿から、彼は真犯人ではないと確信する。

ジュンの自殺に衝撃を受けたダジョンだったが、ダジョンの働くホテルに、亡くなったはずのジュン（ユン・バク）と同じ顔をした男性がホテルに現れ、ダジョンはまたもや衝撃を受ける。宿泊客のリストを調べたダジョンは、彼がアメリカから来たイアン・ノーマン・チェイスという人物だということを知る。

予告編

感想

家族や友人達を引き込んだ楽しいラブコメと、子どもの頃の経験から今も抱き続ける心の闇の話と、暗くて不気味な殺人ミステリーと、この3つの要素に、後半は、身体の障害のために恋愛を諦めようとする問題も加わって、この4つの要素が絡み合いながらストーリーが展開していきます。面白くて笑っていたかと思うと、どんよりした雰囲気に突き落とされ、気持ちが振り回されて、車酔いしてしまいそうな感覚がありました💦

主演のソ・ヒョンジンとキム・ドンウクの関係が優しくて、ビルに集う個性豊かな友人達の関係が楽しくて面白かっただけに、残念な思い…。殺人ミステリーの部分は無しにして（ユン・パクはキム・ドンウクの恋のライバル役で出演してもらって(笑)）楽しくて前向きなメッセージがもっと込められたドラマだったら良かったのにな～と思えます。うん、このドラマに殺人事件がある必要は無いと思う…。

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