福寿草

4.5

2012年(tvN)30分×108話
演出: チェ・ウンギョン
脚本: ヨ・ジョンミ

主な登場人物・キャスト

イ・ユリ ソル・ヨナ ジェイ化粧品新入社員
ヒョン・ウソン ハ・ユンジェ ジェイ化粧品後継者
ユン・アジョン チェ・ユラ ジェイ化粧品秘書
チョン・チャン チェ・ガンウク ユンジェの継母ミンジャの実の息子
ミン・ジヒョン ソル・スエ ヨナの妹、知的障害
シム・ウンジン ハ・ユニ ユンジェの妹、ジェイ化粧品企画室長
カン・ソクチョン キム・テイル ユニの恋人

全体のあらすじ

28週連続でケーブル同時間帯視聴率1位をキープした異例の大ヒットドラマ。

ヨナ(イ・ユリ)は、幼い頃に父を亡くし、母が再婚して家を出た後、知的障害を持つ妹スエの面倒を見ながらつつましく暮らしていた。化粧品開発に携わるのが夢で、恋人のユンジェ(ヒョン・ウソン)が社長を務めるジェイ化粧品に実力で入社する。

ユラ(ユン・アジョン)は、裕福な家庭に育つが、幼い頃に母を亡くし、愛情に飢えていた。ジェイ化粧品の秘書で、ユンジェに片想いしている。

ヨナの母親とユラの父親の再婚により姉妹となった二人。
ユラは、父親の再婚を受け入れられず、ユリの母とその娘ユリに激しい憎悪を抱いていた。ヨナが入社し、その上、ユンジェの愛までも得ていることを知り、許すことができない。

ユラは、ヨナを会社から追い出そうとし、産業スパイに仕立てる。さらに、ユンジェの妹ユニをひき逃げし死亡させてしまったユラは、証拠をねつ造し、ヨナにその濡れ衣を着せる。

愛する男性の妹を殺したという濡れ衣を着せられ、恋人を奪われ、奈落の底に突き落とされたヨナは、3年間の服役後、自らの無実を証明するために復しゅうを繰り広げていく。

感想

長編復讐愛憎劇ということで、復讐ものは苦手な私は、これは見ないことにしようと2年ほどスルーしていたのですが、あまりにも好評なようなので、今回の放送は録り貯めしておきました。

ドラマの最初の方は、ヨナがユラにやられるばかりで、やはり見ていて気分がよくなかったのですが、中盤からヨナが逞しくなり、策を練ってじわじわとユラを追い込んでいくようになってからは、面白くて面白くてすっかりはまってしまい、ちょうど年末年始に入り、毎日睡眠不足になりながら一気に見てしまいました。まさに、見出したら止まらない…こんな嵌り方をしたのは久々です。このドラマは、まとまって時間のある時に見ることをお勧めします。

このドラマの脚本家さんすごい!と何度も思ったものです。次から次から悪だくみをするユラなんですが、自分の企てた策にことごとく自分がはまってしまうんですね。悪いことをしたら結局自分に帰ってくる、その連続です。自分には非は無いゆえに堂々とした態度で冷静に着々と復讐を進めるヨナが頼もしかったりもしました。

ガンウクの母は、悪いんですが単純で憎めないキャラでした。後半に出てくるユンジェの実母は、年配なのにりんとしていてかっこよく印象に残るキャラでした。

いちばん印象に残る人物は、チョン・チャン演じるガンウク(ゾルバニム)。ヨナに対して見返りを求めない大きな愛で支え、援助していく姿に胸を打たれました。そして結末は涙涙…。

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