キミはロボット

3.5

2018年(KBS)18話
脚本:チョ・ジョンジュ
演出:チャ・ヨンフン ユン・ジョンホ
原題:너도 인간이니?(ノド インガンイナ?)
別タイトル(原題和訳):君も人間か?

主な登場人物・キャスト

俳優名 役名 役柄
ソ・ガンジュン ナム・シン
ナム・シンⅢ
PKグループ御曹司
人工知能ロボット
コン・スンヨン カン・ソボン シンの警護員
イ・ジュニョク チ・ヨンフン PKグループ総括チーム長
キム・ソンリョン オ・ローラ シンの母、AIロボット研究者
ユ・オソン ソ・ジョンギル PKグループ専務
パク・ファニ ソ・イェナ ソ専務の娘

中盤までのあらすじ

1997年、チェコに住むAIロボット研究者オ・ローラ(キム・ソンリョン)は、息子シンを連れて韓国に一時帰国した際、PKグループ後継者である夫の死亡を知らされ、後継ぎとなる幼い息子シンを義父に奪われてしまう。

チェコに戻ったローラは、息子を諦めきれず、息子シンにそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンⅠを作り、一緒に暮らす。そしてシンの年齢に合わせてロボットの機能も改良してバージョンアップさせ、2015年にはナム・シンⅢ(ソ・ガンジュン)を完成させる。

一方、ソウルで義父のもとにいる本物のシン(ソ・ガンジュン)は、PKグループの本部長となり、わがまま放題な暮らしをしていた。PK総括チーム長のチ・ヨンフン(イ・ジュニョク)はいつもシンが起こした問題の後始末に追われていた。

シンは、母を捜しにチェコに行く。しかし、会長の座を狙うPKグループ専務ソ・ジョンギルの陰謀により、シンはトラックに轢かれて意識不明となる。

母ローラと、駆け付けたヨンフンにより、ジョンギルからシンを守るために、シンが意識不明であることを隠しかくまうことになる。そして、シンの座を守るため、ナム・シンⅢがシンに成り代わってソウルに戻り、シンの仕事をこなすことになる。

ある経緯でシンの警護人となったカン・ソボン(コン・スンヨン)。最初は性格の悪いシンに対して反発を感じていたソボンだったが、やがてチェコから戻ったシンがロボットだと知ることになる。そしてロボットと知りながらも、優しい性格のナム・シンⅢにトキメキを感じるようになっていく。

ナム・シンⅢは、人間とのさまざまな出来事を経験することにより、人間の生活に適応していき、人としての感情や人としての正しい行動の判断もできるほどに成長していく。

予告編

「キミはロボット」2019年12月25日TSUTAYA先行レンタル開始!

感想

AIロボットと人間とのファンタジーロマンス。
博士が息子シンにそっくりなロボット、ナム・シンⅢを作り、ナム・シンⅢと本物のシンとが初めて対面した瞬間、シンが車に轢かれ意識不明に…という劇的な序盤のストーリーに引き込まれていきました。中盤、後継者争いの話には中だるみを感じましたが、終盤は、本物のシンが目覚めてナム・シンⅢと対立してどうなっていくのか、ソボンとナム・シンⅢのロマンスは成就するのかというところが焦点となり、ラストまで引き込まれました。

ソ・ガンジュンの人間とロボットとの一人二役演技がとても良かったです❣❣
人間シンが不愛想な表情なのに対して、同じ顔でもナム・シンⅢは瞳が明るく口角が上がっていて可愛いんです。ナム・シンⅢがシンに成りすましている時、また逆にシンがナム・シンⅢの真似をして周囲の人をだます時もありますが、どちらも瞳をよく見ると違いがあるように思いました。

AIロボット、ナム・シンⅢが素晴らしく”良い人”なのですよね。どんどん人間らしさを身につけていくのですが、人間の汚い部分は学習されず、良い部分だけを学習していくようです。こんなAIロボットが現実に存在したらな~と夢を見させてもらえる、そんなドラマでした。

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