2014年(SBS)20話
脚本:パク・ヘリョン
演出:チョ・スウォン
主な登場人物・キャスト
イ・ジョンソク | チェ・ダルポ(キ・ハミョン) | 報道記者 |
パク・シネ | チェ・イナ | 報道記者、ピノキオ症候群 |
キム・ヨングァン | ソ・ボムジョ | 報道記者、財閥御曹司 |
イ・ユビ | ユン・ユレ | 報道記者 |
ユン・ギュンサン | キ・ジェミョン | ダルポの兄 |
チン・ギョン | ソン・チャオク | イナの母、報道局社会部長 |
イ・ピルモ | ファン・ギョドン | 報道局社会部キャップ |
中盤までのあらすじ
正義感の強い消防隊員だった父が、火災現場で他の隊員を見殺しにして逃亡したと歪曲報道され、母は自殺、兄と生き別れになった少年ハミョン。ある島に流れ着き、老人に拾われ、彼の息子ダルポとして生きることになる。一方、離婚した父に連れられて祖父のもとにやってきた少女イナは、そこで、同い年であるが伯父にあたるダルポと一緒に暮らすことなる。そして13年が経つ。
イナ(パク・シネ)は、嘘をつくとしゃっくりが出るという「ピノキオ症候群」という症状を持っていて、嘘をつけない。そのため、放送記者を夢みるも試験に落ち続ける。密かにイナを想い続けるダルポ(イ・ジョンソク)は、イナのために一緒に放送記者を目指すことを決意する。
ダルポとイナはそれぞれライバル局の記者となるが、歪んだ報道によりダルポの家族を崩壊させた記者がイナの母親であることを知る。そして、ダルポは生き別れになっていた兄ジェミョン(ユン・ギュンサン)と偶然再会を果たす。ジェミョンは、家族を崩壊させた記者達に復讐することだけを考えて生きていた…。
感想
視聴率を上げるために事件の真実よりも視聴者の興味をそそるように歪曲させた報道のしかた。日本でも昨今考えさせられることの多い問題です。報道の内容によって、人の人生を変えてしまうのみならず、時には人を死に追いやることもある報道のあり方について考えさせられます。
パク・シネちゃん演じるイナは「ピノキオ症候群」のために嘘をつけない。嘘をつけない人は記者としてやっていけないと。実際問題としてと難しいこともあるとは思いますが、本来は、嘘をつけないからこそ正直で正しい報道ができる良い記者であるはずなんですよね。その点で、でっちあげや歪んだ報道ばかりして視聴率を取り、報道局社会部長にまでなった母親と対決することになります。
こういった社会派的な問題がテーマとなるドラマなんですが、そこにイ・ジョンソクくんとパク・シネちゃんの恋愛模様が可愛く描かれていて、このロマンスも微笑ましくて良かったです。
ダルポとお兄さんとのやり取りには泣かされました。新米記者たちの奮闘ぶりも面白かったです。
ちなみに、嘘をつくとしゃっくりが出るという「ピノキオ症候群」って最初は本当にあるものなのかと思ったんですが、実際には存在しないドラマの中の仮想の症候群なんですね。
ほほえみ度 | |
ウルウル度 | |
トキメキ度 | |
ハラハラ度 | |
感動度 |