愛しのホロ(私一人であなた)

3.5

2020年(Netflix)12話
脚本:リュ・ヨンジェ
演出:イ・サンヨプ
原題:나 홀로 그대(ナ ホーロ クデ=私一人であなた)
Netflixオリジナル

主な登場人物・キャスト

ユン・ヒョンミン
(一人二役)
コ・ナンド
ホロ
IT企業の天才開発者
人工知能(AI)
コ・ソンヒ ソヨン ホロのベータテスター
チェ・ヨジン コ・ユジン コ・ナンドの姉、IT企業代表
チャンソン(2PM) チャンソン ライバル会社社員
チョン・ヨンギ チョ・ジンソク IT企業の首席プログラマー

中盤までのあらすじ

幼い頃のある体験から失顔症(人の顔の識別が出来ない症状)になり、人づきあいが苦手で孤独な人生を送るソヨン(コ・ソンヒ)
幼い頃に母を亡くし、人工知能だけを友達に孤独に生きてきたAI開発者コ・ナンド(ユン・ヒョンミン)

ナンドは、特殊に作られた眼鏡(ホログラス)をかけた人にしか見えない、自分と同じ顔と姿を持つ最先端の人工知能「ホロ」を開発する。その技術をライバル会社に狙われ、偶然通りがかったソヨンに眼鏡を渡すことになる。ソヨンは、偶然渡された眼鏡によって人工知能ホロのベータテスターとなる。

ユーザーの幸せが最優先であるホロは、膨大な知識と優れた学習能力でソヨンの複雑な会社の業務を手伝ったり、落ち込んでいるソヨンのためにパーティーを開いたりと優しく接し、ソヨンだけの完璧な友達になる。そしてホロは、ソヨンと一緒に過ごすことで、人間のさまざまな感情を学んでいく。

ホロの開発者であるナンドは、ホロとソヨンの関係を監視するために、ソヨンのアパートの隣の部屋に引っ越してくる。ホロとソヨンの親密ぶりを見るうちに何故かだんだん複雑な感情を抱き始めるナンド。そして、人間ではないホロに対して恋心を抱いて戸惑うソヨン。三人の奇妙で微妙な三角関係が始まる。

予告編

『愛しのホロ』ティーザー予告編 – Netflix

感想

Netflixオリジナルシリーズ新作です。見終わりました。
昨今の韓国ドラマ、霊的なファンタジーはネタが尽きたのか、人工知能などの最新技術を取り込んだファンタジーものが増えてきたように思います。韓国ドラマ界、流行なのか何なのか同じような系統ものが続くことが多いですね。

さて、このドラマですが、まあまあ面白かったです。AIの技術的な側面から見れば突っ込みどころも多いのかもしれませんが、ファンタジーロマンスコメディとしてはコンパクトにまとまっていて良かったと思います。

全体的にはコメディータッチではないドラマなのですが、前半の、AIホロと同じ顔を持つ開発者が、ホロに成りすましてソヨンに接するあたり、かなり笑えましたので、一応コメディ系にも入れます。

ユン・ヒョンミンはコミカルな演技もお上手ですけど、今作では抑え目な演技がかえって良かったかなと思います。コ・ソンヒは「ごく普通の女性」役が新鮮な印象で良かったです。

最終話で、ソヨンの失顔症の原因、ナンドの母の死に纏わる真相、二人の幼い頃の繋がりが一気に解き明かされます。

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